メールマガジン IB News

[Message for You from I.Brains,Inc.]
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アイ・ブレーンズよりあなたへの
        メッセージ Apr.02,2000
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マグマグから、
      TEXT版も発行しています。
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本日は、簡単とは?
    メールの送受信、です
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簡単とは?

 昔、パソコンのプログラムを作り始めた頃、
「簡単」とは何かについて考えてみました。

 そのころは、小さなプログラムをたくさん
作っていました。それから、それを、「便利
なように」一つにまとめました。

 しかし、まとめても、あまり便利にならず、
かえって、難しくなったような気がしました。
何かやるのに、手間がかかるのです。

 まとめる前は、そのプログラムの名前を打
ち込んで、呼び出すだけでした。それが、ま
とめると、メニューを見て、そこから選んで、
該当するモジュールの起動を待って、という
具合で、時間と手間がかかるようになるので
す。

 まだ、DOSの時代で、アイコンやマウス
はありませんでした。Windowsの時代
である今なら、デスクトップやタスクトレイ
などにあるアイコンを選んでクリックすれば
すぐ起動するようになっていますので、まだ
良いかもしれません。

 結局、メニューはガイドなのですが、選択
肢を選ぶ、というのが、難しいのです。
 かといって、どれを選べば良いのか分から
ない状況では、ガイドは必要です。
 そうすると、最初に戻って、どういうのが
簡単なのでしょうか?

 ここで言う簡単とは、いろいろやらなくて
も、目的のことができるということだと言え
ると思います。

 で、それは、実は単一の答えが無くて、使
う人の状態によって違うのではないかと思い
ます。
 初心者には、初心者向けの、熟練者には、
熟練者向けの、「簡単」があるように思いま
す。熟練者には、初心者向けの、説明があっ
て、段階を踏んでいくやる方は、まだるっこ
しい、と思われるでしょうし、初心者は、説
明して貰わなければ分からないわけですから、
段階を追った優しい対応が必要なわけです。

 ただ、一般に言えることは、メニューの段
数は深くない方がいい、ということです。こ
こで言うメニュー段数とは、目的のところま
でたどり着くのに、何画面通る必要があるか、
ということです。

 簡単、とは何かをはっきりさせるのは、簡
単では無いのですが、もう一つ、考えたいこ
とがあります。それは、原理を説明するのか、
操作を説明するのか、ということです。

 操作を説明すれば、それをなぞってその通
りやれば、その操作で指示していることはで
きます。それを覚えれば、覚えた人は、それ
がどんなことでも、状況が同じなら、それを
やることができます。

 しかし、別の場面では、何の役にも立たな
いかもしれません。

 一方、原理を説明すると、それがどういう
ことか、実際にはどう効いてくるのか、が分
からないと、何もできません。できないと理
解すらできないかもしれません。何の役にも
立たない可能性もあるわけです。

 結局、これもケースバイケースの様な気も
します。原理を聞いてすぐ分かる人もいます
が、そういう人は、まれだと思います。私を
含めて、大部分の人は、まず、実例。すなわ
ち、操作です。それから、原理を聞けば、よ
り分かっていくのではないでしょうか。

 残念なのは、世には、原理の分かりやすい
説明が少なく、操作説明があふれているよう
に感じられることです。
 これは、そういう説明が必要なソフトを作っ
ているメーカーの奴隷にみんながなっている
ということではなかろうかと思います。

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メールの送受信

 メールを送るのにOutlook Express を使っ
ている人は、「送信」ボタンと「送受信」ボ
タンがあるのをご存じだと思いますが、設定
によっては、「送信」ボタンを押しても、す
ぐには送信されませんね。

 ここで言うのは、常時接続の環境にいない
人の話です。ダイヤルアップ接続、つまり、
電話をかけて、Web、サーバー等につないでい
る人に関連した話です。

 メールを一つだけ書いて、すぐ送信したい
方は、送信したら、すぐ「送受信」を押すか、
「送信」によって、すぐ「送信」動作が起き
るように設定している方がいいわけですが、
複数書く人は違います。

 一度に複数のメールを書く人は、電話代や、
送信時のてまを省くためにまとめて送りたい
場合が多いのです。そういうときは、各々の
手紙を書き終わったら、その都度、「送信」
し、最後に、「送信」した後、「送受信」す
ると、電話代や、やりとりの時間が節約でき
ます。

 メールのやりとりを始めたばかりの人は、
メールの流れが、ピンとこない場合もあるよ
うなので、いろいろ考えてみたのですが、ど
うも、ポストが複数あるという理解をしても
らえればいいのではないかと考えました。

 すなわち、自分のパソコンの「送信トレイ」
は、出す予定の郵便をおいておく玄関の靴箱
みたいな(?)ところです。街角のポストは、
プロバイダーやメールサービスの送信サーバ
ーです。そこから、相手の受信サーバーへ、
郵便が配達されるわけです。プロバイダーや
メールサービスの受信サーバーはそういう意
味では、自宅や会社の郵便受けです。

 ポストに郵便を出しに行かなければ、配達
してもらえないように、自分のパソコンから
送信サーバーへ送り届けないと、メール送信
は始まりません。送信したいときには、電話
をかけるなど、何らかの形で通信して、サー
バーへつながなければなりません。

 また、郵便受けに見に行かないと、手紙が
来たか分からないように、受信サーバーを見
ないと、メールが来ているか分かりません。
一部のプロバイダーがやっている受信通知は、
郵便配達がベルを鳴らしてくれるような格好
ですが。

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