ディスカッション

(現時点、双方向になっていないのですが、しばらくの間、このディスカッション、で意見を投稿されたい方は、まずは、私にメールいただけませんか?)
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失敗の無い開発?
即戦力の技術者?

失敗の無い開発?

 [失敗する理由]

 ・コミュニケーションのミスマッチ
  お互いの考えていることが伝わっていないこともよくある話です。
  伝わっていないことを気づかないことも良く有ります。
  聞けない、聞き出せない受注者とうまく言えない発注者...

 ・予算、技術のミスマッチ
  難しさを知らないのにできると思ってしまった。
  予算が無いけれど、やりたい気持ちでスタート。
  難しさ、大変さに気づいたときは、もう遅い。
  そもそも、気づけば良いのですが...
  結局、生活や会社が維持できないくらいの安値では、働き続けられません。
  でも、発注側の払える金額は、開発コストより、利用価値で決まる。

 ・テンポのミスマッチ
  注文する側が忙しくて、説明が十分できないケースに多いですね。
  仕事の拘束時間が、注文している人の考えているよりずっと長くなって、見えないコスト、ムダが発生します。

 ・期待のしすぎ
  コンピュータは何でもできるわけではないのですが...
  しかも、IT技術者はIT技術はまぁまぁですが、それ以上の専門家であることは保証されていません。

即戦力の技術者?

 「即戦力 の技術者」とは、どんな人か

  「顧客の漠とした要望を、具体的なITプロセスに直せる人」
  「行き詰まったら、上司や周りに相談できる人」
  「調べることの出来る人」
  「自己管理(遅刻しないとか、スケジュールや仕事の配分が調整できる、など)のできる人」
  「顧客の業務の説明が分かる人」
  「普通の日本語会話を理解できる人」
  「そこそこの英語の能力のある人」(IT用語は英語が多いので)


 そのために何が必要か?

  「顧客の漠とした要望を、具体的なITプロセスに直せる人」
   ・顧客はどういうことを言いそうか、の知識を持つ
   ・ITプロセスにはどういうものがあるのか、の知識を持つ

  「行き詰まったら、上司や周りに相談できる人」
   ・自分を理解することができる、できている
   ・自分を理解する方法を知っている
   ・自分が抱えている課題や問題は自分だけのものではないことを理解する

  「調べることの出来る人」
   ・調べる手段にどういうものがあるか(図書館、インターネット、友人、知人、上司、部下など)を知っている
   ・調べるための切り口、質問の仕方を知っている

  「自己管理(遅刻しないとか、スケジュールや仕事の配分が調整できる、など)のできる人」
   ・正しい、あるべき状態を知っていることがこれが出来る前提である
   ・自分のプラス面、マイナス面、クセを知っている

  「顧客の業務の説明が分かる人」
   ・マップとなる業務一般の知識を持つ
   ・各種業界の知識を持つ
   ・相手の話を理解できる日本語能力を持つ

  「普通の日本語会話を理解できる人」
   ・主語、述語、目的語が何かを考える習慣を持つ
   ・漢字や熟語、成語の知識を持つ
   ・基礎と派生、部分と全体を、見分け、整理できる様に心がける

  「そこそこの英語の能力のある人」
   ・沢山読んだ経験を積む
   ・基礎的なIT用語に触れる経験を積む

 こういうことが教育で何とかできるのか?

  できるとしてその方法を考えよう!
  ただ、そういう教育を受ける人のレベルは確保できるのか、という疑問は残るかもしれない。